幼なじみ、卒業しませんか?


...あきくんは私の格好見てどう思ったかな?


こんな時に好きな人の反応が一番楽しみなわたしはあきくんが好きすぎておかしいんだと思う、ってそれよりもまずはあきくんどこだろう?


あきくんの姿を探していると、さっきまで発狂していた菅谷くんが一番後ろの席にいたからわたしはそこに向かう。



「ねぇねぇ、菅谷くん。あきくん知らない?」



うわ...。さっきはいつも通り発狂してた彼だから気づかなかったけど、菅谷くんもコスプレをしてた。


真っ黒なワイシャツに今度は真っ白なジャケットを羽織っている。


ワイシャツは上から三つ目までボタンを開けてて、首元にはシルバーのネックレスが。


ただ、残根なことに菅谷くんのコスプレを見たけどこれがなんのコスプレなのかは全く分からなかった。


すごく気になるけど、せっかくそれをイメージして作ったはずなのになんなのか分からないなんて失礼だよね...


わたしはなんてコメントをしたらいいのか分からず唸っていると菅谷くんはそんなわたしの気持ちを察してくれたのか



「俺のこれね、ホストをイメージしたんだけどどうかな!?」



確かによくよく観察してみるとホストにも見えなくもない。


なんで完全に見えるって言いきれないのかって言うと、菅谷くんイケメン顔に勝るホストを見たことが無いからあまりしっくり来ないんだと思う。

< 40 / 40 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

2回目の「はじめまして」と「愛してる」

総文字数/10,656

恋愛(純愛)30ページ

表紙を見る

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop