2回目の「はじめまして」と「愛してる」


っと、思い出話はこれくらいにしておいて作業作業!



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あれ、机の上に置いてたペンがないぞ?


千羽鶴も最後にペンで書けばおしまいなんだけど...。



「ねーえ、夏生。わたしのペン知らない?」


「あー、これ?ごめん。俺使ったわ。」



やっぱりわたしのペンはお前が持ってたな、夏生!

もうすぐお見舞い行くんだから時間ないのに夏生ってば...。



「ほれ。ってなんで鶴にペンがいるんだ?
ハッ!!まさかと思うけどお前、落書き...」


「するわけないでしょ(笑)
違うよ、鶴にメッセージ書いて仕上げるの!」


「メッセージ?」



そう、わたしは鶴を折る時、必ず鶴を送る人に向けてメッセージを書くんだ。


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