2回目の「はじめまして」と「愛してる」
「〜〜〜でさー、あいつほんと面白いの。」
「アハハっ、何それ。面白すぎるって!」
「だろー?もう俺ビビってイスから転げ落ちてさ、」
「笑いすぎてお腹痛いってば...アハハっ!」
学校の敷地から出て、私達は違うクラスだからお互いのクラスであったことを話してた。
今日、夏生のクラスであった面白い話がツボに入ったわたしは、笑いすぎて目にうっすら涙の膜が張っていた。
「はー、笑った笑った。面白すぎるよ(笑)」
「俺のクラスはネタの宝庫だからな!」
「夏生ー、それ自慢になってないよ?」
「え、マジで!?」
「フフっ、当たり前でしょ!」
こんな馬鹿みたいに笑ったの久しぶりだ。
やっぱり、夏生といると自然と笑っちゃうからどんな話でも面白く聞こえちゃうのかな。
なんて色々考えてるわたしの目の先には小学生くらいの小さい男の子がいた。