2回目の「はじめまして」と「愛してる」
一方のわたしはと言うと、にやけが止まらない。
さっきの人には悪いけど、夏生にそう言ってもらえたことがわたしは嬉しくて嬉しくてたまらなかった。
嬉しすぎてジャンプしそうになるのを抑え、にやけないように口元をキュッと引き締める。
さっきのは見てなかったことにしておこう。
そう決めたわたしはニコッと笑顔を作って夏生の元へ向かう。
「夏生!お待たせ!!」
「ん、浴衣姿可愛いな。」
ねぇねぇ聞いた?可愛いだって!
浴衣を新調してきて本当によかった...。
夏生に可愛いと言ってもらえて安心したわたしは、お腹がぐぅー、っとなってしまった。
ほっとしたらなんだかお腹が減ってきちゃった(笑)
「ありがとう。わたし、たこ焼き食べたい!」
「お前は食いもんの話かよ(笑)
よし、じゃあいっぱい食うぞ!」
「おー!!」
そう言って2人で出店で買ったご飯をたくさん食べた。