見つめてるだけでイイなんてウソ
第二章

失恋…


「泉ー。聞いてくれた?」



「あ…うん…。」



私は友達の泉に司の好きな人を聞いてもらった。



隣の席だし、聞きやすいかと思って。



「それが……。」



「誰だったのよ!?」



「ゆ…優奈……。」



………。



やっぱ…そうなんだ…。



「ありがと…。」



「…落ち込むなッ!大丈夫だって!!元気出せ!」



「ん…。」



優奈か…

優奈…

優奈……

優奈………



はぁぁあ………。



ホントに終わっちゃった…。



私の恋……。



でも、好きでいたい…。



……でも……。



辛いだけ…。




< 20 / 22 >

この作品をシェア

pagetop