御曹司と小説家の淡い恋模様
「・・・・榎田聞いてるのか？次、挨拶して。」

「あっ。はい。」

いきなり、名前を呼ばれるからびっくりして立ってしまった。

「榎田。挨拶。」

田所部長のイライラモードがよくわかる。
本当に今日は厄日だ。

私は、挨拶をし席に座った。

全員が挨拶が終わった後、田所部長に呼び出された。

「君、派遣社員だよな。君の評価周りから低いんだよ。残業はしない。周りとコミュニケーションは取らない。次の更新は覚悟してけ。」

「すみません。」

こんな会社、更新をお願いされてもこっちから願い下げだわ。
言ってやりたいけど、ここは大人にならないと。

説教を受けて何分経った？
その時間無駄なんだよ。
こっちが言い返せないからって。
私はストレスのはけ口じゃあないんだ。

「そんなに所にしておいてあげて下さい。榎田さんも反省してるよね。」

いい加減嫌気が差したので言い換えそうと思った瞬間。
宇津木課長が声をかけてくれた。


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