御曹司と小説家の淡い恋模様
お昼休憩が終わる前に、資料作成を終える事ができた。
結局、昼食はスキップする事になってしまった。
大抵、資料作成の依頼がかかる時は昼食がスキップする。

このままだと、夕食も取らないから１日何も食べない。

私も締め切りまで、後2日。
まだ、書き上げていない。
できれば、今日中には書き上げたい。

午後は差し迫った仕事がないから少し小説のネタを考えながらやらないと。

私はPCに迎いながらネタ帳を広げる。
周りにバレないように。


「榎田さん。」

「あっ。はい。」

山口さんがいきなり声をかけてきた。
私はネタ帳を勢いよく閉めた。
そんな姿な私を見ても表情を１つ変えない山口さん。

それどころか、眉をきゅっとしかめ、私を睨んでいる。

「宇津木課長が呼んでる。会議室に来て。」

冷たくいい放つと、すぐさまに離れて行った。
ここで行かないと、もっと機嫌が悪くなると思い、仕方なく会議室へ向かった。

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