俺様上司に、跪いて愛を乞え〜彼目線〜激甘編を追加
「は、はい! 新藤部長!」
北城が、慌てたように顔を上げる。
「おまえ、どういうつもりで謝ってるんだよ?」
と、その顔を睨みつけると、
「え…えーと…その、新藤部長が怒られているから……」
北城が困惑したような顔つきで俺を上目に見て、
(なんなんだよ、まったく)と、呆れてくる。
すーっと息を吸い込んで、
「怒られてることがわかってるのなら、さっさと仕事に戻れ!」
怒鳴りつけた。
北城がびくっとして、「は、はい!」と、席に駆け戻って行く。
同時に、俺の声に萎縮する男性社員たちと、そうして軽蔑するような眼差しを向ける女性社員たちの視線を一斉に感じたーー。