俺様上司に、跪いて愛を乞え〜彼目線〜激甘編を追加
……落とすつもりが、彼女のことが気になればなるほど、
「前にも言ったが……おまえの誘い方は面白くはないが、俺の方は面白くて仕方がないんだよ」
なんて、憎まれ口しかきけなくなる自分は、
ただの天邪鬼な子供と、同じなのかもしれない。
なんでこんな風にしかできないんだと思っていたら、いきなりーー
パンッと、平手打ちを喰らわされた。
「……いってぇー」
声を上げて、叩かれた頬を押さえた。
「……殴られても、おかしくないようなことを、部長はしたんじゃないですか……」
涙を堪えて俺を睨みつける、そのきつい眼差しをじっと見ていたら、
「……殴られてもおかしくないようなことっていうのは、こういうことじゃないのか…」
吸い寄せられるように、思わず唇を迫らせていた。