俺様上司に、跪いて愛を乞え〜彼目線〜激甘編を追加
おまけの激甘編
「……どうして、俺にすぐ言わなかったんだよ?」
熱を出して横になっているまゆの額に手を置いて、そう尋ねた。
「……だって言ったら、仕事の邪魔になると思って……それにもう微熱になってきたから」
前髪を掻き上げて、熱を持った肌を撫でてやりながら、
「……いいから、もっと俺に甘えろと言っただろ」
言い聞かせるようにも、口にした。
「……うん、だけど……」
まだためらいを見せるまゆに、ネクタイを片手でほどきつつ、寝ているベッドの傍らへ潜り込んだ。
「…な、何してるの……」
驚いたように離れようとする身体を、腕をまわしてつかまえる。
「……おまえが、素直に甘えないからだ」
まわした腕でグッと抱き寄せて、頬に口づけた。