俺様上司に、跪いて愛を乞え〜彼目線〜激甘編を追加

「なぁまゆ……悪い、大丈夫だったか?」

欲望にまかせて彼女を求めたことに、急な後悔が襲う。

「……うん、大丈夫だから……」

そう笑って見せる彼女のばらけた髪を撫で下ろして、

「……熱、上がったりしてないか?」

訊いた俺に、くすりと笑い、

「……うん、少しだけ上がったかも」

と、口にして、

「……嘘だろ?」

驚いて聞き返すと、

「……うん、嘘」

と、まゆは笑った。


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