俺様上司に、跪いて愛を乞え〜彼目線〜激甘編を追加

……少しは楽になってきたらしいまゆに、おかゆでも作ってやろうかとベッドから起き出した。

だが、いざ鍋を用意はしてみたが何をどうすればいいのかまるでわからなかった。

考えてみれば、まともに自炊をしたことなど全くなかった。

それでもなんとか知識はあって、鍋に米と水を入れて煮ればいいことぐらいは知っていた。

ぐつぐつと火にかけた鍋の中を見ながら、

(どこまで煮たらいいんだ……)

と、思う。

やめ時がさっぱりわからなくて、いつまでも煮込んでいたら、焦げた匂いが漂って、

「……アッチ…!」

慌てて火から下ろそうとして、手を軽く火傷した。


< 37 / 41 >

この作品をシェア

pagetop