俺様上司に、跪いて愛を乞え〜彼目線〜激甘編を追加
「キィタァシローー!」
起きる気配のない彼女に、大きめの声をかけると、
「…は、はいっ!」
返事とともに、デスクから飛び起きた。
「……あ、れ……部長?」
ぼんやりとした顔つきで俺を見るのに、呆れがつのる。
「……どうして、部長がここにいるんですか?」
訊いてくるのに、それを聞きたいのはこっちの方だと思う。
「おまえこそ、何をしているんだ? もう朝だぞ」
言うと、
「…えっ!?」と辺りを見回して、
「あ…私、寝ちゃって……!」
と、初めて自分の状況に気づいた顔になった。