先輩、気付いて下さい。
負けじと先輩が言い返す。


私はもうこの雰囲気に飲まれていたというのに


「関係ない…?
 じゃあ、先輩達も無関係じゃないですか?
 どうせ理佳先輩がなんとかって話ですよね?」


愛依がさらに突っかかる。
この言葉が図星だったのか


「うるせーよ!とにかく来い!!」


逆切れをして
私は腕を引っ張られた。

「ちょ…っ」
「結衣連れてくなら私も行きます。
 いいですよね?そっちは三人なんですから。」

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