先輩、気付いて下さい。
第五章
お見舞い
怒涛のお昼休みを終え
もう放課後。
帰ろうと思い
荷物をまとめていると
『きゃーーー!!』
廊下から甲高い叫び声が聞こえた。
もうなんとなく
予想がついていた私は廊下へ
視線を向けると
「涼太先輩。」
思った通りの人物がそこにはいた。
私と付き合っていたころは、
2年生の廊下を歩いても
騒がれることはなかったけど、
別れたと知ったその日から
また、こうして騒がれるようになっていた。
もう放課後。
帰ろうと思い
荷物をまとめていると
『きゃーーー!!』
廊下から甲高い叫び声が聞こえた。
もうなんとなく
予想がついていた私は廊下へ
視線を向けると
「涼太先輩。」
思った通りの人物がそこにはいた。
私と付き合っていたころは、
2年生の廊下を歩いても
騒がれることはなかったけど、
別れたと知ったその日から
また、こうして騒がれるようになっていた。