先輩、気付いて下さい。
第六章

神様は味方?

教室に戻った私たちは
早速作戦会議を始めた。


「とにかくアピールしなきゃだよね~。」

机に肘をついて
両頬を手のひらで覆って考える愛依。


アピールしなきゃだけど
無駄に連絡取ったり
今までみたいに放課後に
チョコを届けるのもな~。


2人してう~んと唸っていると

「そうだ!」

いきなり大きな声を出した愛依に
体がビクッと反応した。


「ど、どうしたの?」

聞いてみると
ニヤッと楽しそうな笑みを浮かべて

「告白しちゃえば?」
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