先輩、気付いて下さい。
1人ワタワタしていると


「風呂、ありがとうな。」

髪をきれいに乾かし終わった状態の
雄哉先輩が戻ってきた。


「あ、お、お帰りなさい…。」

「どうした?なんかあったか?」


雄哉先輩に頼りたいけど、
そんな図々しい事はさすがに出来ない。


「なんでもありませ…」

___ゴロゴロゴロ

「っ!」

ドンっと地面に響くような音を立て
雷が鳴った。

思わず体はビクッと反応し
雄哉先輩はそれを見逃さなかった。
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