先輩、気付いて下さい。
「今思えば、
涼太と付き合い始めた時からかな。
結衣が気になるようになったのは。」

…え?

「涼太と付き合ってるのに
全然元気ねーし、
何かあったのかなって。
俺が好きな結衣の笑顔がなかった。」

嘘…。

「2人で帰った日の事
覚えてる?」

当たり前…。
私が忘れるわけない…。

「あの日、素直に嬉しいとか言う
結衣がすっげー可愛くて。
それから今日まで、
結衣の笑った顔とか
照れた顔が頭から離れなくなった。」
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