先輩、気付いて下さい。
耐えられなくて、つい

「そ、そんなの
言わなくても分かるじゃないですか!」


強がってしまった。

ここで『好き』って言えたら
可愛いのに…。


「良いじゃん、聞かせて?
俺だけが好きなのかと思って
不安じゃん。」


いつもなら可愛くねーな!って
ツッコんでくるのに
今日は違った。


慣れない雰囲気に負けた。


「ずっと…
ずっと好きでした。
理佳先輩の事を好きな時も。
だけど諦めきれなくて…。」
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