先輩、気付いて下さい。
___ガタッ

話している途中で
雄哉先輩が椅子から立ち上り
近づいてきた。


そして私の顔を上に向かせ
額を合わせてきた。


「ありがとう…。
諦めないでいてくれて。
好き…。結衣。」

「わ、たしも…
大好きです。」



心が通じ合う瞬間って
こんなにも嬉しいんだ…。


温かい気持ちを抱えたまま
静かな教室で
二度目の口づけを交わした___
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