先輩、気付いて下さい。

涼太の想い

「結衣ちゃん。」

……っ!?

誰もいないと
思っていたのに
突然自分の名前を呼ばれ驚く。

振り返るとそこにいたのは


「涼太先輩…」

今日会うのは二回目。
しかも泣いてるところにって…

「どうしてここに…」

私の問いに

「泣きそうだったから。」

そう答えた。

泣きそうだったからって事は…

「教室にいたんですか…?」

って事になるよね?

「うん、ずっと見てた。」

そんな…
それじゃあ、私が雄哉先輩の事
好きなのバレバレじゃんか…
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