先輩、気付いて下さい。

揺れる想い

お昼休みまで寝かせてもらったけど
気分は優れない。


相当ひどい顔をしていたのか
保健の先生も
何も言わず、そっとしておいてくれた。


「篠田さん?起きてるかしら?」

先生がカーテンを開けて覗き込んできた。

「はい。起きてます。」

「私、会議があってしばらく
 空けるけど、まだ寝てていいからね。」

優しく微笑んで保健室を出て行った。
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