once again
携帯を持つ手が震えた。
何をショック受けてるの?私。
お見合いして、お付き合いしてるのよ、専務とあの人は。
邪魔したのは私。
そう、こんな時間にかけたのが悪いの。気にしたらダメ。
「何やってるんだろう。私」
電話が鳴った。
「あ、専務…」
なり続ける電話を前にして、心に決めた。
「はい。高瀬です。先程は失礼いたしました。よろしいんでしょうか?」
「っ、高瀬、すまない。出先だったんだ」
「いえ、何度が連絡をいただいていたのに連絡を入れてなかったので、遅いとは思ったんですが。申し訳ございません。明後日より、復職させていただきます。10日もお休みいただきありごとうございました」
「あ、そ、そうか。どうかな、と思って電話したん、だよ。も、もう足はいいのか?」
「はい、大丈夫です。では、明後日より、またよろしくお願いします。では失礼いたします」
「あ、おい…」
専務が何かを言おうとしていたが、私は聞こえない振りをして、電話を切った。
秘書として、徹しよう。
傷つくことも、悩む事もない。
何をショック受けてるの?私。
お見合いして、お付き合いしてるのよ、専務とあの人は。
邪魔したのは私。
そう、こんな時間にかけたのが悪いの。気にしたらダメ。
「何やってるんだろう。私」
電話が鳴った。
「あ、専務…」
なり続ける電話を前にして、心に決めた。
「はい。高瀬です。先程は失礼いたしました。よろしいんでしょうか?」
「っ、高瀬、すまない。出先だったんだ」
「いえ、何度が連絡をいただいていたのに連絡を入れてなかったので、遅いとは思ったんですが。申し訳ございません。明後日より、復職させていただきます。10日もお休みいただきありごとうございました」
「あ、そ、そうか。どうかな、と思って電話したん、だよ。も、もう足はいいのか?」
「はい、大丈夫です。では、明後日より、またよろしくお願いします。では失礼いたします」
「あ、おい…」
専務が何かを言おうとしていたが、私は聞こえない振りをして、電話を切った。
秘書として、徹しよう。
傷つくことも、悩む事もない。