once again
コンコン
「専務、高瀬です。よろしいでしょうか?」
「あぁ、構わない」
ガチャ
私は意を決して扉を開けた。
「何処へ行ってたん…」
蓮さんも室長も言葉をなくしていた。
私が、兄と園田さんを連れて入ったから…
「今日はアポの予定はありませんが、急遽入れさせていただきました。SEIWADOの高瀬社長と秘書の園田さんです」
「な、なんでだ…」
「そ、そんな…」
二人とも言葉を失っていた。
それを破ったのは、兄だった。
「失礼、いいかな。SEIWADOの高瀬です。横にいるのは、私の秘書園田です。今日は、先日から如月専務から話をしていただいた事の返事に伺いました」
「え、あ、あぁ」
私は兄と園田さんがソファに座れるよう、声をかけた。
そして、兄から話を始めた。
「ちゃんと、会って話がしたいと思っていました。うちの中岡と田中からも、会って話を聞いていただきたい、SEIWADOと如月商事との業務提携には価値があると。急いだのは、今回の事です。鏑木物産と揉めてますよね?」
「は、はい。申し訳ありません。個人的な事で、揉めてしまいまして…如月の会社とは全く関係がなく…」
「いや、個人的な事というのは…私もつい、個人的な事で本当はこの話をなかった事にしようとして、怒られたんですよ。しっかりと見ろと」
「え?じ、じゃあどうして…」
「…っ、それは、その園田さんの結婚話が破談になったからですか?」
え?
慌てたのは、私と園田さんだった。
室長、今、この時に何を言ってるの!
「専務、高瀬です。よろしいでしょうか?」
「あぁ、構わない」
ガチャ
私は意を決して扉を開けた。
「何処へ行ってたん…」
蓮さんも室長も言葉をなくしていた。
私が、兄と園田さんを連れて入ったから…
「今日はアポの予定はありませんが、急遽入れさせていただきました。SEIWADOの高瀬社長と秘書の園田さんです」
「な、なんでだ…」
「そ、そんな…」
二人とも言葉を失っていた。
それを破ったのは、兄だった。
「失礼、いいかな。SEIWADOの高瀬です。横にいるのは、私の秘書園田です。今日は、先日から如月専務から話をしていただいた事の返事に伺いました」
「え、あ、あぁ」
私は兄と園田さんがソファに座れるよう、声をかけた。
そして、兄から話を始めた。
「ちゃんと、会って話がしたいと思っていました。うちの中岡と田中からも、会って話を聞いていただきたい、SEIWADOと如月商事との業務提携には価値があると。急いだのは、今回の事です。鏑木物産と揉めてますよね?」
「は、はい。申し訳ありません。個人的な事で、揉めてしまいまして…如月の会社とは全く関係がなく…」
「いや、個人的な事というのは…私もつい、個人的な事で本当はこの話をなかった事にしようとして、怒られたんですよ。しっかりと見ろと」
「え?じ、じゃあどうして…」
「…っ、それは、その園田さんの結婚話が破談になったからですか?」
え?
慌てたのは、私と園田さんだった。
室長、今、この時に何を言ってるの!