once again
専務さんとの事!と瑠璃に言われ、ハッとなった。
あの母なら、やりかねない。

「…そう、だよね。業務提携の事もあるし、内輪だけと言いながら派手にやりそうだよね…」

「……うん、きっとね。一応、伝えたからね。日程は退院してから様子見てからになるから、先だと思うけど覚悟しといてね」

「……う、うん。分かった。あ、瑠璃」

「なに?」

「ありがと。ゆっくり今度、どっか行こう?」

「クスッ、いいよ。私もありがとう!だからね。じゃ、また病院でね」

そう言って、電話を切った。

瑠璃ありがとう。

しかし、瑠璃の最後に話をしていた、お披露目パーティー…
どうするかな、それまでには瑠璃の事を蓮さんに言いたいし…

そんな事を考えていると、またトイレから出られなくなってしまった。
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