once again
専務室を出た私は、そのまま病院に向かった。
そして、瑠璃に全て話をした。
全部話したよ、と。

瑠璃は、そこまでしなくてもいいって言ったじゃん、と言っていたけど。
私が嫌だったの、と。

瑠璃は、涼香らしいね、って言ってくれた。そして、姉妹そろって結婚式上げようか?って言ってきた。

な、何を…
またそんなハードルを上げて…

瑠璃は、
「お母さんが知ったら、絶対合同結婚式にするよ。あの性格だから」
って、言っていたけど…


………

「ええ!な、なんで?」

「当たり前じゃないの!こんなおめでたい事ないじゃない!決まりよ、決まり」

「待って、待って!」


「ね?言ったでしょ?まだまだね、お母さんの事分かってないわ、涼香は」

あれから、父と母に蓮さんとの事を報告した。
すると、瑠璃が言ったように、母が興奮して、合同結婚式するわよ!って張り切り出した。
父は、ボソっと
「…お前も間が悪い、諦めろ」
と。
なんで…

挙句、
」早く連れてきなさいね、旦那様を。早く会いたいわー、お母さん」
と、なんでそうなるかな、瑠璃は目で合図してくるし。
なんて言えば…

頭を抱えて、蓮さんの家に向かった。
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