once again
私たちが家に帰ってから、1時間程して怜さんと蓮さんが、時間を合わせたのかと思うぐらい、同じ時間にやってきた。
怜さんは一度父と母に会っているので、それ程ではなかったけれど、初めて会う蓮さんに、母が舞い上がってしまった。
「テレビで見るより、男前じゃない」
え?
蓮さんを、改めて両親に紹介した私の横で、母がボソッと耳打ちしてきた。
しかも、さすが双子ね。似たような人選ぶのね、と満面の笑みだった。
怜さんとは違い、蓮さんは会社の事もあるせいか、少し緊張しているようだった。
「蓮君、と呼んでいいのかな?私は、SEIWADOの会長である前に、涼香の父親だ。父親としてお願いがある。これは怜君にも同じ事を言ったんだけどね。涼香と助け合って行ってほしい。あの子を幸せにしてほしいなんて事は言わない。夫婦になると言う事は、お互いを尊重し、敬う事だと。これから、蓮君も如月商事を継いで、社長になるだろう。壁にぶつかる時が来ると思う、その時横にいる涼香と乗り越えて行ってほしい。涼香の事、頼んだよ」
「っ、はい。ありがとうございます。私は、涼香さんと二人で幸せになります」
私の手を握りながら、蓮さんは父に宣言した。
その言葉を聞いた、父も母も涙を流していた。
この後、母の爆弾発言が飛び出した。
「合同結婚式しましょう!瑠璃と涼香の。ね、あなた?」
「えぇっ!!」
「えぇっ!!」
私と瑠璃の声が部屋中に響いていた。
怜さんは一度父と母に会っているので、それ程ではなかったけれど、初めて会う蓮さんに、母が舞い上がってしまった。
「テレビで見るより、男前じゃない」
え?
蓮さんを、改めて両親に紹介した私の横で、母がボソッと耳打ちしてきた。
しかも、さすが双子ね。似たような人選ぶのね、と満面の笑みだった。
怜さんとは違い、蓮さんは会社の事もあるせいか、少し緊張しているようだった。
「蓮君、と呼んでいいのかな?私は、SEIWADOの会長である前に、涼香の父親だ。父親としてお願いがある。これは怜君にも同じ事を言ったんだけどね。涼香と助け合って行ってほしい。あの子を幸せにしてほしいなんて事は言わない。夫婦になると言う事は、お互いを尊重し、敬う事だと。これから、蓮君も如月商事を継いで、社長になるだろう。壁にぶつかる時が来ると思う、その時横にいる涼香と乗り越えて行ってほしい。涼香の事、頼んだよ」
「っ、はい。ありがとうございます。私は、涼香さんと二人で幸せになります」
私の手を握りながら、蓮さんは父に宣言した。
その言葉を聞いた、父も母も涙を流していた。
この後、母の爆弾発言が飛び出した。
「合同結婚式しましょう!瑠璃と涼香の。ね、あなた?」
「えぇっ!!」
「えぇっ!!」
私と瑠璃の声が部屋中に響いていた。