once again
見つけないで
いつもの朝がやってきた。
私は、高瀬涼香23歳、如月商事に勤めるOL。
至って普通に生きてきた、つもり。
「おはようございます」
「あ、おはよー。そうそう高瀬さん、今日夜空いてる?」
同じ総務部勤務の篠田玲子が、朝から笑顔で話かけてきた。
なに、また合コン?
「…なんですか?」
「メンバー足りないんだ!お願いっ!」
自分が可愛いと思っている玲子が、これをしたら男が喜ぶであろう、と可愛いポーズで頼んできた。
「…ち、ちょっと、玲子!誰に声かけてんのよ!高瀬さんみたいな地味な子に、声かけてどうすんのよ!」
「しっ、声大きいって。地味だから声かけてんじゃん。あの子がいれば私達がより引き立つでしょ?」
「あ、そっかぁ。玲子えらいじゃん」
あのー全部聞こえてるんですけど?
ま、行かないけど。
「ごめんなさい、用事あるの。またね」
「そうなんだ、じゃ仕方ないね。またね」
そう言いながら、玲子はまた地味な子に声をかけていた。
誰が行くか。
って言うか、目立つ場所に行く気ないし。
さ、今日も仕事頑張ろうっと。
私は、高瀬涼香23歳、如月商事に勤めるOL。
至って普通に生きてきた、つもり。
「おはようございます」
「あ、おはよー。そうそう高瀬さん、今日夜空いてる?」
同じ総務部勤務の篠田玲子が、朝から笑顔で話かけてきた。
なに、また合コン?
「…なんですか?」
「メンバー足りないんだ!お願いっ!」
自分が可愛いと思っている玲子が、これをしたら男が喜ぶであろう、と可愛いポーズで頼んできた。
「…ち、ちょっと、玲子!誰に声かけてんのよ!高瀬さんみたいな地味な子に、声かけてどうすんのよ!」
「しっ、声大きいって。地味だから声かけてんじゃん。あの子がいれば私達がより引き立つでしょ?」
「あ、そっかぁ。玲子えらいじゃん」
あのー全部聞こえてるんですけど?
ま、行かないけど。
「ごめんなさい、用事あるの。またね」
「そうなんだ、じゃ仕方ないね。またね」
そう言いながら、玲子はまた地味な子に声をかけていた。
誰が行くか。
って言うか、目立つ場所に行く気ないし。
さ、今日も仕事頑張ろうっと。