once again
「終わったー、お疲れ様でした!」
「はい、お疲れさまー」
急いで更衣室に行こうと、総務部を出た所で人とぶつかった。
「すみません!だいじ…」
謝りながら頭を下げようとして、相手が社内の人じゃないのが分かった。
しゃべってるけど、これフランス語よね。周りに人がいない事を確認して話しかけた。
『大丈夫ですか?慌ててぶつかってしまい、申し訳ありません』
『あなた!フランス語話せるんだね?素晴らしい!私こそ、フラフラして歩いてたから仕方ないんだ。ところで、社長室に行きたいんだけど、分からなくなってしまってね。案内してもらえるかな?』
その人は、オーバーなリアクションで、フランス語で話しかけた私に抱きついてきた。
しかも、社長室って…
入社して以来1年経つけど、1回しか行った事ないんですけど?
話かけてしまった以上、放っておく訳にも行かず、役員専用のエレベーターまで案内した。
私達一般社員は、この専用エレベーターは使えない。
役員に面会する人は、専用のパスを受付でもらってるはず、それを確認すると、持ってるとの事。パスでエレベーターを呼び、社長室がある10階のボタンを押した。
そのフランスから来たであろう人は、一緒に上がってもらえると思っていたのか、扉が閉まりかけた時に叫んでた。
『どうして!!』
私達一般社員は、役員室に行く時はこのパスがないと、エレベーターを使えないようになっている。
だから、乗れる訳ないじゃない。
しかも、乗りたくもない。
ふー、っとため息が出た。
そうだ、約束!
美玲との約束を思い出し、慌てて更衣室に向かった。
「はい、お疲れさまー」
急いで更衣室に行こうと、総務部を出た所で人とぶつかった。
「すみません!だいじ…」
謝りながら頭を下げようとして、相手が社内の人じゃないのが分かった。
しゃべってるけど、これフランス語よね。周りに人がいない事を確認して話しかけた。
『大丈夫ですか?慌ててぶつかってしまい、申し訳ありません』
『あなた!フランス語話せるんだね?素晴らしい!私こそ、フラフラして歩いてたから仕方ないんだ。ところで、社長室に行きたいんだけど、分からなくなってしまってね。案内してもらえるかな?』
その人は、オーバーなリアクションで、フランス語で話しかけた私に抱きついてきた。
しかも、社長室って…
入社して以来1年経つけど、1回しか行った事ないんですけど?
話かけてしまった以上、放っておく訳にも行かず、役員専用のエレベーターまで案内した。
私達一般社員は、この専用エレベーターは使えない。
役員に面会する人は、専用のパスを受付でもらってるはず、それを確認すると、持ってるとの事。パスでエレベーターを呼び、社長室がある10階のボタンを押した。
そのフランスから来たであろう人は、一緒に上がってもらえると思っていたのか、扉が閉まりかけた時に叫んでた。
『どうして!!』
私達一般社員は、役員室に行く時はこのパスがないと、エレベーターを使えないようになっている。
だから、乗れる訳ないじゃない。
しかも、乗りたくもない。
ふー、っとため息が出た。
そうだ、約束!
美玲との約束を思い出し、慌てて更衣室に向かった。