恋・愛至上命令。






ずっと。凪の腕の中にいたことしか憶えていない。


凪が。わたしの中に何度も猛る熱をうねらせたことしか。


自分が自分じゃなくなるほど求めて、求められて。


それでもまだ足りないって。凪は容赦なくわたしを奪う。


あげる。


いくらでも。・・・残らず全部を。凪が欲しいだけ。


誰にはばかることも無く自分のものにしていいの。わたしを。





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