恋・愛至上命令。
ワンピースの部屋着姿でダイニングテーブルにつく。いつも通り。
わたしの前には、玉子とハムのロールパンサンドとフルーツソース掛けのヨーグルトにカフェオレ。ネクタイ姿の凪の前にはマグカップが一つ。
「いただきます」
手を合わせ、ロールパンに手を伸ばして食べ始めながら、向かいに座る凪をチラ見する。
手にしたスマホに目を落としてるのを、しばらくじっと見つめてたら。
「・・・どうかしましたか」
目が合って。普段と何も変わらないポーカーフェイスで言われた。
・・・・・・男ってそういうものなの? それとも。凪だから? 間違っても一晩で甘々になるとか、天地がひっくり返っても有り得ないのは分かってたけど?
なんか。・・・ふり出しに戻ってるの、これ? リセットされるものなの?! 勝手に妄想が先走って、思わず眉間にシワを寄せてたらしい。
「・・・瀬里お嬢?」
眉で反応した凪が闇色の眸をわずかに眇めた。
わたしの前には、玉子とハムのロールパンサンドとフルーツソース掛けのヨーグルトにカフェオレ。ネクタイ姿の凪の前にはマグカップが一つ。
「いただきます」
手を合わせ、ロールパンに手を伸ばして食べ始めながら、向かいに座る凪をチラ見する。
手にしたスマホに目を落としてるのを、しばらくじっと見つめてたら。
「・・・どうかしましたか」
目が合って。普段と何も変わらないポーカーフェイスで言われた。
・・・・・・男ってそういうものなの? それとも。凪だから? 間違っても一晩で甘々になるとか、天地がひっくり返っても有り得ないのは分かってたけど?
なんか。・・・ふり出しに戻ってるの、これ? リセットされるものなの?! 勝手に妄想が先走って、思わず眉間にシワを寄せてたらしい。
「・・・瀬里お嬢?」
眉で反応した凪が闇色の眸をわずかに眇めた。