君に笑顔という名の花が咲きますように
春野くんは、クラスのムードメーカーらしく休み時間事にたくさんの人が集まる。

そして、隣にいる私に気を使うようにみんな話しかけてくる。


別にいいのに。正直鬱陶しい
少し冷たくすればみんな話しかけないでくれる。

そんななか、春野くんはしつこい。

「ねぇねぇ佐原今日の放課後暇?もし良かったらクラスのみんなで佐原の歓迎会開こうって話してたんだー」

なんでこいつはめげないの?


「ごめん。私放課後は用事あるから。」

すこし、冷たくいった。用事があるのはあながち間違ってない。

それなのに、

「じゃあ他の日は空いてる?」

って。

「放課後はだいたい空いてない」

目も合わさないで早口で断った。

さすがに、これは傷ついたのか少し悲しそうな顔をしている。

女子からは、あれはないよねーせっかく笑が誘ってくれるのにっ小声で言われてる。

聞こえてるし。全て無視。


どうせあなたたちの記憶には一瞬しか私はいなかいら。

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