君と見た星桜
まさかの初デート!?
あの日かけるの真実を知ってから、私はかけるが気になるようになった。
次の日も、その次の日も私は中庭の花壇に行き、かけるの元へ訪れた。
「かける!これあげる!」
私はかけると仲が良くなってから、よく花をあげた。
花は誰もを幸せにする。
かけるも、かけるのお母さんも。
そして、私も。
幸せになる。
「かける」
「かけるのおかげで私、元気がでたよ。」
「私、ほんとは、もう生きることを諦めてたの。」
「死ぬのを待ってた。」
「でも、かけるが毎日会ってくれるから。ほんとに嬉しい。」
私は不意に言葉がでてしまった。
あっ、なにいってんだろ。私。
「かける、今のは…」
「俺も。」
えっ!?
私はかけるを見た。
ニコッとわらってくれる。
そして、私の頭に手をポンっとのせた。
「じゃー今度、どっかお出掛けしよ!」
「病院の中庭もいいけど、外の方がすっきりするでしょ!」
私は顔が赤くなる。
嬉しすぎる。
てか、これデートじゃん!!
「あっ、ありがとう!」
「ううん!」
私とかけるの初デートは明後日の夕方に決まった。
楽しみすぎてヤバい。
次の日、私はかけるとまた会うため、中庭にむかった。
今日はコスモスを持っていこう!
私はコスモスを手にとり、部屋を出ようとした。
そのとき、
バタンッ。
私は床に叩きつけられたように倒れた。
えっ… なんで…?
体が動かない。
手足が震えてる。
涙がでてくる。私、まだ、死なないよね?
「大丈夫ですか?!」
たまたま、通りかけた看護師さんが私を助けてくれた。
かける、ごめん。
今日は会えない。
ー中庭ー
「あの、さくらさん知りませんか?僕と同い年ぐらいの!」
かけるは、近くの看護師に聞いた。
「さくらさんなら病室ですよ。」
あっ、病室か。良かった。
一応、会いにに行こう。
かけるは、さくらの病室を聞いて、向かった。
「さくら?」
「かける!」
私は驚きが隠せなかった。
「会いに来てくれたの?」
「うん、来ないから。」
かける…心配してくれたんだ。
「ごめんね、あの、気分がちょっと悪くて。」
「明日は大丈夫だよ!すぐ治るから。」
私は必死に笑ってごまかした。
まだ、明日が大丈夫か分からないのに。
「さくら。これ、」
そのとき、かけるが私にコスモスをくれた。
「さくらはコスモスが似合う。」
コスモス…!?
「偶然。私もかけるにコスモス渡そうとしてたの。」
私はかけるにコスモスを見せた。
かけるはコスモスを見た瞬間、クスッと笑った。
「俺達、気が会うね!」
私も吹き出す。
「だね。」
かけると居るとほんとに楽しい。
時間が、進むのが速すぎる。
かける。会いに来てくれて、ほんとにありがとう。
次の日。
かけるとついにデートの日がきた。
かけるが、病室まで迎えにきてくれて、車椅子まで、おしてくれた。
嬉しい。
この日のために、とびきり可愛い服用意してもらったんだ!
かけるを見上げる。
かけるも私を見つた。
ヤバい!
私は、恥ずかしさのあまり、とっさに下をむいた。
「今日はなにするー?」
「映画とか見る?」
「さくらが好きに決めていいからね。」
かけるは、私の顔をのぞきこんで、優しく笑った。
もう、下むいた意味ないよー!
恥ずかしいなぁ。
「じゃあ、映画みたい!」
私はかけると目をそらして映画館のほうを指差した。
私は前から、人気急上昇中の「きみがすき。」という恋愛映画が気になっていた。
「りょーかいっ!」
「あっ、俺さくらの見たそうな映画、前見つけたんだよなー」
「えーっと、なんだっけなぁ?」
「もしかして、きみがすき?」
「そう!それ!」
私は思わず笑ってしまった。
だって、かけるがあまりにも必死だったから。
私たちはさっそく、映画のチケットをとった。
あー、おとこの人と映画なんて初めてで緊張する。
「さくら、行きたいところあるんだ!」
「映画始まるまで、ちょっと付き合って!」
後ろからかけるが頬笑む。
「えっ!全然!」
かける、どこに行きたいんだろ…
映画館から、ずっと歩いていくと海が見えた。
誰もいない。隠れ家てきな海だった。
夕日がかかった海って綺麗…
「ここ、お母さんとの思いでの場所。」
「俺、ここが大好きで、さくらにも見てほしかったんだ。」
「誰もこない、秘密の海。」
「ワクワクしない?!」
かけるが今までで一番良い笑顔で笑ってる。
そんなに好きなんだ。
「うん。とっても綺麗!」
「一生居れるね。」
「かけるのお母さん、本当にもうダメなの?」
「ずっと、生きれないの?」
私はつい、聞いてしまった。
でも、かけるがお母さんのことで凄く悩んでそうな気がして心配になった。
「うん…」
かけるの笑顔が消えた。
かける…
「かける。あの、話したいことがあるの。」
かけるがこっちを見る。
「あのね。私の病気は、実は肝臓がんなの。」
「かけるのおかあさんと同じで余命も言われた。」
「もう、助からないって、はっきり言われた。」
「でも、死ぬ気はまったくしないの。」
「なんでか分かる?」
「かけるが居るからだよ。」
「だから、お母さんも…かけるが居るだけで幸せに…」
ギュッ。
!?
そのとき、かけるの腕が私を包み込んだ。
「かっ、かける…!?」
かけるが涙ぐみながら笑う。
「ありがとう。」
私もかけるの服をギュッと握る。
かけるの体、温かい。
これがハグ…
あぁ、なんだろ。この気持ち。
心臓がドクドクする。
苦しい。
ヤバい。私、もしかして…
かけるに恋した。
それから、私とかけるは映画館に戻ったけど、上映時間が過ぎていたことに気づいた。
かけるが必死に謝るけど、そんなの関係ない。
かけると今日ふたりきりで居れたことが一番嬉しい。
次の日も、その次の日も私は中庭の花壇に行き、かけるの元へ訪れた。
「かける!これあげる!」
私はかけると仲が良くなってから、よく花をあげた。
花は誰もを幸せにする。
かけるも、かけるのお母さんも。
そして、私も。
幸せになる。
「かける」
「かけるのおかげで私、元気がでたよ。」
「私、ほんとは、もう生きることを諦めてたの。」
「死ぬのを待ってた。」
「でも、かけるが毎日会ってくれるから。ほんとに嬉しい。」
私は不意に言葉がでてしまった。
あっ、なにいってんだろ。私。
「かける、今のは…」
「俺も。」
えっ!?
私はかけるを見た。
ニコッとわらってくれる。
そして、私の頭に手をポンっとのせた。
「じゃー今度、どっかお出掛けしよ!」
「病院の中庭もいいけど、外の方がすっきりするでしょ!」
私は顔が赤くなる。
嬉しすぎる。
てか、これデートじゃん!!
「あっ、ありがとう!」
「ううん!」
私とかけるの初デートは明後日の夕方に決まった。
楽しみすぎてヤバい。
次の日、私はかけるとまた会うため、中庭にむかった。
今日はコスモスを持っていこう!
私はコスモスを手にとり、部屋を出ようとした。
そのとき、
バタンッ。
私は床に叩きつけられたように倒れた。
えっ… なんで…?
体が動かない。
手足が震えてる。
涙がでてくる。私、まだ、死なないよね?
「大丈夫ですか?!」
たまたま、通りかけた看護師さんが私を助けてくれた。
かける、ごめん。
今日は会えない。
ー中庭ー
「あの、さくらさん知りませんか?僕と同い年ぐらいの!」
かけるは、近くの看護師に聞いた。
「さくらさんなら病室ですよ。」
あっ、病室か。良かった。
一応、会いにに行こう。
かけるは、さくらの病室を聞いて、向かった。
「さくら?」
「かける!」
私は驚きが隠せなかった。
「会いに来てくれたの?」
「うん、来ないから。」
かける…心配してくれたんだ。
「ごめんね、あの、気分がちょっと悪くて。」
「明日は大丈夫だよ!すぐ治るから。」
私は必死に笑ってごまかした。
まだ、明日が大丈夫か分からないのに。
「さくら。これ、」
そのとき、かけるが私にコスモスをくれた。
「さくらはコスモスが似合う。」
コスモス…!?
「偶然。私もかけるにコスモス渡そうとしてたの。」
私はかけるにコスモスを見せた。
かけるはコスモスを見た瞬間、クスッと笑った。
「俺達、気が会うね!」
私も吹き出す。
「だね。」
かけると居るとほんとに楽しい。
時間が、進むのが速すぎる。
かける。会いに来てくれて、ほんとにありがとう。
次の日。
かけるとついにデートの日がきた。
かけるが、病室まで迎えにきてくれて、車椅子まで、おしてくれた。
嬉しい。
この日のために、とびきり可愛い服用意してもらったんだ!
かけるを見上げる。
かけるも私を見つた。
ヤバい!
私は、恥ずかしさのあまり、とっさに下をむいた。
「今日はなにするー?」
「映画とか見る?」
「さくらが好きに決めていいからね。」
かけるは、私の顔をのぞきこんで、優しく笑った。
もう、下むいた意味ないよー!
恥ずかしいなぁ。
「じゃあ、映画みたい!」
私はかけると目をそらして映画館のほうを指差した。
私は前から、人気急上昇中の「きみがすき。」という恋愛映画が気になっていた。
「りょーかいっ!」
「あっ、俺さくらの見たそうな映画、前見つけたんだよなー」
「えーっと、なんだっけなぁ?」
「もしかして、きみがすき?」
「そう!それ!」
私は思わず笑ってしまった。
だって、かけるがあまりにも必死だったから。
私たちはさっそく、映画のチケットをとった。
あー、おとこの人と映画なんて初めてで緊張する。
「さくら、行きたいところあるんだ!」
「映画始まるまで、ちょっと付き合って!」
後ろからかけるが頬笑む。
「えっ!全然!」
かける、どこに行きたいんだろ…
映画館から、ずっと歩いていくと海が見えた。
誰もいない。隠れ家てきな海だった。
夕日がかかった海って綺麗…
「ここ、お母さんとの思いでの場所。」
「俺、ここが大好きで、さくらにも見てほしかったんだ。」
「誰もこない、秘密の海。」
「ワクワクしない?!」
かけるが今までで一番良い笑顔で笑ってる。
そんなに好きなんだ。
「うん。とっても綺麗!」
「一生居れるね。」
「かけるのお母さん、本当にもうダメなの?」
「ずっと、生きれないの?」
私はつい、聞いてしまった。
でも、かけるがお母さんのことで凄く悩んでそうな気がして心配になった。
「うん…」
かけるの笑顔が消えた。
かける…
「かける。あの、話したいことがあるの。」
かけるがこっちを見る。
「あのね。私の病気は、実は肝臓がんなの。」
「かけるのおかあさんと同じで余命も言われた。」
「もう、助からないって、はっきり言われた。」
「でも、死ぬ気はまったくしないの。」
「なんでか分かる?」
「かけるが居るからだよ。」
「だから、お母さんも…かけるが居るだけで幸せに…」
ギュッ。
!?
そのとき、かけるの腕が私を包み込んだ。
「かっ、かける…!?」
かけるが涙ぐみながら笑う。
「ありがとう。」
私もかけるの服をギュッと握る。
かけるの体、温かい。
これがハグ…
あぁ、なんだろ。この気持ち。
心臓がドクドクする。
苦しい。
ヤバい。私、もしかして…
かけるに恋した。
それから、私とかけるは映画館に戻ったけど、上映時間が過ぎていたことに気づいた。
かけるが必死に謝るけど、そんなの関係ない。
かけると今日ふたりきりで居れたことが一番嬉しい。
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