君を借りてもいいですか?
まさかの再会
あれから8カ月が経った。
相変わらず私は家と図書館(仕事場)の往復で、これと言って浮いた話は全くない。
そしてこの日は、香代の結婚式。
この式の1カ月前に香代から余興をお願いされた。
これと言って何かあるわけではないので歌を歌うことにしたのだが、出産したばかりの恵梨香は一緒に練習ができないままいきなり本番。私と圭子は2回ほどカラオケボックスで練習しただけで正直不安しかない。
結婚式場に着くと圭子と恵梨香がいた。
「栞遅いよ!」
「え?遅い?」
時計を見るが決して遅くはない。
「取り敢えず香代のところに行かない?」
2人に手を引っ張られ新婦の控え室へと向かった。
相変わらず私は家と図書館(仕事場)の往復で、これと言って浮いた話は全くない。
そしてこの日は、香代の結婚式。
この式の1カ月前に香代から余興をお願いされた。
これと言って何かあるわけではないので歌を歌うことにしたのだが、出産したばかりの恵梨香は一緒に練習ができないままいきなり本番。私と圭子は2回ほどカラオケボックスで練習しただけで正直不安しかない。
結婚式場に着くと圭子と恵梨香がいた。
「栞遅いよ!」
「え?遅い?」
時計を見るが決して遅くはない。
「取り敢えず香代のところに行かない?」
2人に手を引っ張られ新婦の控え室へと向かった。