君を借りてもいいですか?
私があなたの恋人に?!
「はあ?」
「何がはあ?よ。私言ったよね。栞のために男を見繕ってあげるって」
香代の結婚式から2週間後。
私と圭子と恵梨香。そして彼女たちの子供達、総勢5人は香代の新居にお邪魔していた。
お宅拝見とお土産を貰うためだった。
香代の新居は新婚カップルに人気のメゾネットタイプのアパートで、もちろん新築。
家具も家電もどれも真新しくてキラキラしている。
圭子は子供達が悪さしないかとアンテナをはってる。さすが母親といったところ。
と言いたいところだが、まさか本当に圭子が男性を見繕うとは思いもしていなかった。
こうなると完全にお見合い好きのおばちゃんだ。
「でも今仕事が忙しいし…」と理由をつけてみたが、
「は?そんなのどうだっていい。栞の将来がかかってるんだから」
いやいや将来もこのままでいたい。と言いたいところだが既婚者3人に囲まれているこの状況で私の意見が理解してもられるとは到底思えない。
「うちの旦那に超オススメ物件紹介してもらったんだから、とにかくこれ見て」
そういってスマホを差し出される。
「何がはあ?よ。私言ったよね。栞のために男を見繕ってあげるって」
香代の結婚式から2週間後。
私と圭子と恵梨香。そして彼女たちの子供達、総勢5人は香代の新居にお邪魔していた。
お宅拝見とお土産を貰うためだった。
香代の新居は新婚カップルに人気のメゾネットタイプのアパートで、もちろん新築。
家具も家電もどれも真新しくてキラキラしている。
圭子は子供達が悪さしないかとアンテナをはってる。さすが母親といったところ。
と言いたいところだが、まさか本当に圭子が男性を見繕うとは思いもしていなかった。
こうなると完全にお見合い好きのおばちゃんだ。
「でも今仕事が忙しいし…」と理由をつけてみたが、
「は?そんなのどうだっていい。栞の将来がかかってるんだから」
いやいや将来もこのままでいたい。と言いたいところだが既婚者3人に囲まれているこの状況で私の意見が理解してもられるとは到底思えない。
「うちの旦那に超オススメ物件紹介してもらったんだから、とにかくこれ見て」
そういってスマホを差し出される。