君を借りてもいいですか?
「とりあえず、片付けましょう」の掛け声と共に私と湊人はゴミ袋片手に片付けを開始した。
もちろん、なんでもかんでも捨てればいいってもんではない。
私が資源ごみ、湊人は燃えないゴミ。
だけど、それができれば湊人がこんなに部屋を汚すことはなかっただろう。
案の定、生まれた時から御坊ちゃまの湊人。分別の「ぶ」の字もわからない。
「栞〜。これって燃えないゴミ?」
「それは燃えるゴミです!」
これの繰り返しでなかなか作業がすすまない。
「湊人」
「なに?」
「もういいです」
「え?」
「部屋の片付けは私が全部やるので、おつかい頼んでいい?」
「え?おつかい?」
いい大人にお使いっていうのもなんだけど、毎日ろくなご飯を食べていないのは見てすぐわかったので
部屋の片付けをしている間に、夕飯の買い出しを頼むことにした。
確認のため冷蔵庫の中を開けると、案の定なにもない。
「今日の夕飯だけど…何かリクエストとかある?」
湊人は顎に手を当て考えた。そして出た答えが「オムライス」だった。
考えている時の姿は相変わらずかっこいいのにその口から出た言葉がまさかオムライスとか
思わず口に手を当てる私。か、かわいいかも…
もちろん、なんでもかんでも捨てればいいってもんではない。
私が資源ごみ、湊人は燃えないゴミ。
だけど、それができれば湊人がこんなに部屋を汚すことはなかっただろう。
案の定、生まれた時から御坊ちゃまの湊人。分別の「ぶ」の字もわからない。
「栞〜。これって燃えないゴミ?」
「それは燃えるゴミです!」
これの繰り返しでなかなか作業がすすまない。
「湊人」
「なに?」
「もういいです」
「え?」
「部屋の片付けは私が全部やるので、おつかい頼んでいい?」
「え?おつかい?」
いい大人にお使いっていうのもなんだけど、毎日ろくなご飯を食べていないのは見てすぐわかったので
部屋の片付けをしている間に、夕飯の買い出しを頼むことにした。
確認のため冷蔵庫の中を開けると、案の定なにもない。
「今日の夕飯だけど…何かリクエストとかある?」
湊人は顎に手を当て考えた。そして出た答えが「オムライス」だった。
考えている時の姿は相変わらずかっこいいのにその口から出た言葉がまさかオムライスとか
思わず口に手を当てる私。か、かわいいかも…