突然婚⁉︎ 〜きみの夫になってあげます〜

原さんの狂気じみた雰囲気に、こちらの方が気が狂いそうなくらい怖くなった。

わたしは掴まれた手首をぶんぶん振って、なんとか振り(ほど)こうとした。

だけど、原さんの手がわたしの手首に食い込むようにつよく、力を込めてきた。


……い、いやだっ。こわいっ!

だれか……だれか……助けてっ!!

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