突然婚⁉︎ 〜きみの夫になってあげます〜

カラダのあらゆるところを、シンちゃんの舌と指が蹂躙していく。
わたしのくちびるからは、我慢しきれない甘い喘ぎ声が漏れ出る。

特に、しつこくしつこく攻められた脚の間からは、どうしようもなく(したた)り流れている。

「……ちゃんと着けるから、安心して……」

シンちゃんはちゃんと「紳士の嗜み」を持っていた。

そういうのを「常備」して「臨戦態勢」でいる人だったのか、とわたしが怪訝な顔をしたら、

先刻(さっき)、ドラックストアに行ったときに買ってきた」

と言いながら、歯で封を切った。


……えっ、じゃあ、そのときにはもう、こんなことをしようと思ってたのっ?

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