イン aaa ドリーム □
ほんの僅かな希望を胸に、目を開けたそこは…





自分の部屋ではなかった。





灼熱の太陽光が降り注ぐ屋上。






目の前には、不適な笑みを浮かべる知らない男。






そして…






夢で鳴り響いていたチャイムの音が、止まった。





「こうして話すのは初めてだね。」


「っ…」

歯を噛み締めながら男の顔を見た。

こうしても、どうしても、会ったことがないのだからそりゃ初めてだよ。
なんなんだ、この人。



「さあ、スイッチを渡してもらおうか。」




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