マイラヴレディ~俺の愛しいお姫様
「うーん、マイラヴ星月?いい声に良い顔してたわー?」
「な、何やってんのよおぉぉっ!…きゃっ!やっ!」
私が怒鳴っている間に、私の両胸に置かれたままの手はまた動く。
小刻みにまた三回も揉んで…蓑島ああぁぁっ!
「こ、この変態ぃぃっ!」
恥ずかしさの八つ当たりに、腕を振り払おうと体をジタバタ動かして暴れる。
しかし、例によってびくともしない。
何で、こんなに力が強いのこの人!
「…てなわけで、業務連絡は一分以内に!…じゃなくて、業務連絡はてめえのマネと布団の中でやれ!…で、俺達も業務連絡の続きはWebで!…じゃなくて、教室で!」
「…あ!ち、ちょっとおぉぉぉっ!」
そして、そのまま蓑島くんに後ろから抱えられたまま連行される。
Web…ではなく、教室の中へ。
ポカーンとした瞳真を、その場に残して。
連行されている最中、背後に横川さんや斗弥子、彩里がスマホを手に持ち、こっちを見てニヤニヤと笑っていた。
まさか、ぎゃふん顔撮った?!
っていうか、蓑島ああぁぁっ!!
何てことを!