マイラヴレディ~俺の愛しいお姫様
ケンカすれ、ケンカ
***
「…ったく、杉久保。おまえどうなってんのよ」
「すみません…」
体育教官室で、タオルを借りてびしょ濡れとなった頭や髪を拭く。
私にタオルを貸してくれた糸田先生は、やれやれと言った表情だ。
「先生…ドライヤーなんてありますか?」
「あるある。使え」
「ありがとうございます…」
サッカー部の鬼監督と言われる糸田先生。
私もビビってはいたけど、状況が状況なので申し訳なく、有り難くお世話になる。
先ほど。
トイレに入っている最中に、上からバケツに入った水を投げ込まれた。
咄嗟に回避したもの、逃げ切れなくて首から上が水浸し。髪も顔もびしょ濡れ。
まるで、洗面所でシャンプーをした直後みたいな。
制服の水浸しを免れただけ、まだいいか。
そんなシャンプー直後のような状態で。
私は、真っ直ぐに教室…をスルーして、体育教官室へと直行する。
先ほど、私のズベタうんこ化した上靴を何も聞かずに洗ってくれた、サッカー部の顧問である体育教師の糸田先生のところへと向かった。
とりあえず。
びしょ濡れになった髪の毛や顔、何とかしたい。
事情を大まかに察してくれている糸田先生に、タオルでも借りようと思った。
「…ったく、杉久保。おまえどうなってんのよ」
「すみません…」
体育教官室で、タオルを借りてびしょ濡れとなった頭や髪を拭く。
私にタオルを貸してくれた糸田先生は、やれやれと言った表情だ。
「先生…ドライヤーなんてありますか?」
「あるある。使え」
「ありがとうございます…」
サッカー部の鬼監督と言われる糸田先生。
私もビビってはいたけど、状況が状況なので申し訳なく、有り難くお世話になる。
先ほど。
トイレに入っている最中に、上からバケツに入った水を投げ込まれた。
咄嗟に回避したもの、逃げ切れなくて首から上が水浸し。髪も顔もびしょ濡れ。
まるで、洗面所でシャンプーをした直後みたいな。
制服の水浸しを免れただけ、まだいいか。
そんなシャンプー直後のような状態で。
私は、真っ直ぐに教室…をスルーして、体育教官室へと直行する。
先ほど、私のズベタうんこ化した上靴を何も聞かずに洗ってくれた、サッカー部の顧問である体育教師の糸田先生のところへと向かった。
とりあえず。
びしょ濡れになった髪の毛や顔、何とかしたい。
事情を大まかに察してくれている糸田先生に、タオルでも借りようと思った。