マイラヴレディ~俺の愛しいお姫様



私の靴箱…ゴミだらけ。



コンビニ弁当のゴミや、ジュースの空きペットボトル、ティッシュのゴミ。ビニールのゴミ。

他にも、カップラーメンの空いた容器や割り箸。

学校からのプリントまでも、ぐちゃぐちゃになって靴箱にぎゅうぎゅうに押し込められていた。



何これ…!

私の靴箱、ゴミ箱?!

学校のプリントは、家庭に持ち帰って保護者に見せろ!



「え…これ、何?」



唖然として、その靴箱の変わり果てた姿を眺めていると。

美優がやってきて、私のゴミ箱?…いやいや靴箱の有り様を見て、ビックリしながらも微妙な表情をしている。



「…誰かゴミ箱と間違えてんじゃない…」



長いため息をおもいっきり吐いた後。

近くのゴミ箱を持ってきて、靴箱の中のゴミを処分する。



っていうか、徹底しすぎでしょ。

ミスターのファン…あいつら、恐ろしいわ…!



そう考えると、イラッとくる。

徐々に怒りが込み上げてきた。



…あいつら、許さんっ!!



トイレで滝行の刑にされた挙げ句。

私の靴箱をゴミ箱扱い…!

次から次から…!





…しかし、本当の騒動は。

今から24時間後のこととなる。





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