マイラヴレディ~俺の愛しいお姫様




私の上靴とティッシュポーチをズベタうんこ化して亡き物にし。

私の大事な個室のひとときを、滝行の場にし。

徴兵を思わせるような赤紙で、私をパイだけ女呼ばわりし。

私の靴箱をゴミ箱へと化した。

…この、人でなし連中め!



私、怒ってもいいよね?

…いや、もう怒ってんの!



蛇口を一気に捻り、ホースからドバッと水が流れる。

シャワーヘッドなんて付いていない、輪のカタチそのままのホースの先を軽くつまんで、彼女たちに向けた。




「…ぎゃあぁぁぁっ!!」



まるで鉄砲水のように、ホースから勢いよく噴き出す水が、彼女たちに襲い掛かる。

悲鳴と共に、彼女たちはあっという間に水浸しとなった。



「ちっ…杉久保おまえぇぇっ!」

「何すんだコラァァ!制服びしょ濡れじゃんかあぁっ!」



水浸しに逆上する女子もいたが、こっちだって怯まない。

こっちを向いて、ギャーギャー喚いている女子達二人の顔面狙ってホースを向けると、また瞬く間にびしょ濡れにさせる。



「ああぁぁっ!化粧、化粧くずれる!」

「やだ!髪!髪がぁっ!」


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