マイラヴレディ~俺の愛しいお姫様
私が声をあげると、彼女たちは一斉に戦意を取り戻す。
カッと睨み付けきて、再び罵声を吠え始めた。
「あぁ?なんだと?!…このデカブス女が!」
「バカにすんなよ!事巧みに私達を袋のネズミにしやがって!」
だから、それはあんたたちがそこに逃げたから…。
「スーパーヒロイン気取ってんじゃねえぞ?!このズベ公が!」
ズベ公…いつの時代の人?
「女の武器使って悠介様を落とすとか、卑怯極まりないんだよ!このパイだけ女!」
「そーよそーよ!その爆乳がなかったら、ミスターはおまえなんて視界にも入れないよ!」
「それに、サッカー部には準ミスの紫苑センパイや、王子様・水口がいるだろうが!何でそっちにいかねえのよ!」
「あんた紫苑センパイのお気に入りみたいだし、水口とは同中なんだってね?!」
「わぁー?イケメン廻り?!どうせ二人にも色目使ってんだろ!…このズベタが!」
「このズベタうんこ女!」
え?!何でここで紫苑先輩と瞳真が出てくるの?
イケメン巡り?
…何でもかんでも文句言えばいいと思って!
瞳真の名前が出てきた時点で、脳内ビキビキするぐらい怒りが込み上げてくる。
プッチーンと…キレた。
「…キスもエッチもしたことないのに、ズベタになれるかああぁぁっ!!」