マイラヴレディ~俺の愛しいお姫様
「…あ、それと」
「何?何?」
「球技大会…出るって言ったら、笑われた」
そういうワケで。
復帰戦は、学校の球技大会です。
そうみんなの前で発表したら。
本日、二番目ぐらいの盛り上がりとなった。
『ま、マジで!』
『男子に混じって?!…ちょっと、何?何で?…そんなこと、ある?!』
『マジマンガの世界か!ぎゃははは!』
仲間は一気に大爆笑…。
フォークを置いて、腹を抱え出すほどツボに入った子もいた。
『ぎゃははは!んで、ファイアトルネード?!…いじられてるなー!』
『いやいや、星月なら名前からして流星ブレードでしょ?ぎゃははは!』
『超次元サッカーか!見たい見たいー!…ぶっ』
『まあ、でも素人男子相手なら星月の方がいけんじゃね?…超次元サッカーだけどな!』
『…超次元サッカーは致しません!』
『それ何?ドクター何とか?』
「…それ、ネタになるようなこと、あえてみんなにバラす?当たり前にイジられるでしょ」
「………」
つい…。
でも、復帰戦のことはみんなに言っておこうと思っちゃって…。
「真面目さんですね。ホント。だからイジられるんだよ。どっかの誰かさんみたいに」
「どっかの誰かさんって誰よ」
「さあー?」