マイラヴレディ~俺の愛しいお姫様
おまえはなんて可愛いヤツなんだ
***
運命と奇跡ってやつは。
必要な時に、人が必要なだけ与える。
…その今が必要な時なのかもしれない、と。
「せ、せづ…な、何してんの…」
いるはずのない私の姿を見て、ポカーンとしている。
普段、余裕綽々の笑顔やドヤ顔を見せている彼のこんな表情は、レアかもしれない。
こんなところで一本取った気分だ。
…と、言いたいところだけど、そんな私も余裕を見せられる状況ではない。
会えた…会えた!
「み、蓑島くんが…」
あまりの奇跡の感動に、出した声が震えてる。
「…え?俺?」
「…蓑島くんが、試合見に来てくれ!って言うから、来たの!」
「え…」
予想しなかったことなのか。
彼は更にポカーンとする。
「マジか…」
そうボソッと呟いた後。
ブッと吹き出す。
それを皮切りに、肩を震わせ始めて「クックッ…」と、笑い声を洩らしていて。
最後には、とうとう大爆笑となった。
「…あははは!…マジで?!マジか!」
後ろに仰け反るくらい、笑っている。
そこまで笑われると、ちょっとムッとくる。
私、ここまで来るのに、結構必死な思いしてきたのに…。
運命と奇跡ってやつは。
必要な時に、人が必要なだけ与える。
…その今が必要な時なのかもしれない、と。
「せ、せづ…な、何してんの…」
いるはずのない私の姿を見て、ポカーンとしている。
普段、余裕綽々の笑顔やドヤ顔を見せている彼のこんな表情は、レアかもしれない。
こんなところで一本取った気分だ。
…と、言いたいところだけど、そんな私も余裕を見せられる状況ではない。
会えた…会えた!
「み、蓑島くんが…」
あまりの奇跡の感動に、出した声が震えてる。
「…え?俺?」
「…蓑島くんが、試合見に来てくれ!って言うから、来たの!」
「え…」
予想しなかったことなのか。
彼は更にポカーンとする。
「マジか…」
そうボソッと呟いた後。
ブッと吹き出す。
それを皮切りに、肩を震わせ始めて「クックッ…」と、笑い声を洩らしていて。
最後には、とうとう大爆笑となった。
「…あははは!…マジで?!マジか!」
後ろに仰け反るくらい、笑っている。
そこまで笑われると、ちょっとムッとくる。
私、ここまで来るのに、結構必死な思いしてきたのに…。