マイラヴレディ~俺の愛しいお姫様
あの、つまり…。
どういうことですか…?
…ここが、『偽物』彼女の落とし穴。
どこまで出しゃばるべきなのか。
どこが怒るポイントなのか。
わからない…。
「…お、そうだ。星月、お疲れ!」
蓑島くんは、再度私に手を振っている。
まだ泣いている横川さんを胸に抱き留めながら。
って、その状態で私に手を振る…?
「あ、そうだ」って、今、言ったよね…?
私、いったいあなたの何なんですか…?