マイラヴレディ~俺の愛しいお姫様
熊殺しの罠
***
『熊殺し』という日本酒を持ったまま、横川さんは私の方にやってくる。
不思議そうな顔で。
「あ、こんにちは…」
「星月、何でここに?…って、聞くまでもないか」
そう言って、隣にいる蓑島くんをチラッと見る。
「…悠介、あんた。本当に連れてきちゃったの」
「だって焼き肉は大勢が楽しいしょ。っつーか、家にいたのおまえ」
「作業中だったのよ。…星月、こんな遠いところまでよく来たね。お疲れさま」
「う、うん…」
ホント遠かった。とは、言うまでもない。
幼なじみとは聞いていたけど。
まさか、家がお向かいさんだったなんて…!
「あらこんにちは。…ゆら、お友達?」
通りすがりの菊乃さんもこっちにやってきた。
私と横川さんが話しているのを見て、知り合いだと察したのか、頭をペコリと下げている。
「うん。星月はマネ仲間なの。で、悠介のクラスメイト」
「まぁ…!」
菊乃さんの顔がパァッと明るくなる。
そして、手を取られて握手をされた。
「ゆらの祖母の菊乃です!ゆらのことこれからもよろしくね!仲良くしてやってね!」
「え、えぇ…」
『熊殺し』という日本酒を持ったまま、横川さんは私の方にやってくる。
不思議そうな顔で。
「あ、こんにちは…」
「星月、何でここに?…って、聞くまでもないか」
そう言って、隣にいる蓑島くんをチラッと見る。
「…悠介、あんた。本当に連れてきちゃったの」
「だって焼き肉は大勢が楽しいしょ。っつーか、家にいたのおまえ」
「作業中だったのよ。…星月、こんな遠いところまでよく来たね。お疲れさま」
「う、うん…」
ホント遠かった。とは、言うまでもない。
幼なじみとは聞いていたけど。
まさか、家がお向かいさんだったなんて…!
「あらこんにちは。…ゆら、お友達?」
通りすがりの菊乃さんもこっちにやってきた。
私と横川さんが話しているのを見て、知り合いだと察したのか、頭をペコリと下げている。
「うん。星月はマネ仲間なの。で、悠介のクラスメイト」
「まぁ…!」
菊乃さんの顔がパァッと明るくなる。
そして、手を取られて握手をされた。
「ゆらの祖母の菊乃です!ゆらのことこれからもよろしくね!仲良くしてやってね!」
「え、えぇ…」