マイラヴレディ~俺の愛しいお姫様
地獄じゃあるまいし
***
幼なじみが、恋愛感情の自覚がないまま恋人同士になった。
深い心の繋がりが、いつの間にか恋愛感情をもひっくるめていた。
無条件に、いつも一緒にいる二人。
気が付けば、恋人同士…って?
「ち、ちょっと!そんなのあるー?!嘘でしょー?!」
一際大きく高い声を上げたのは、彩里だった。
「あるんだよ。この広い広い世界には」
「で、でも好きとも何とも告白してないのに、お互い好きって言ってないのに、恋人同士の関係がニュートラルってことでしょ?!」
「『好き』でいることが当たり前なんだよ。あの二人には」
「い、いや…ただの親友ならぬ心友ってヤツなんじゃないのぉ?!」
「親友だったらキスするかい!…学校でも道端でも…舌入れてベロベロキスするかい!夜、互いの部屋に忍び込んでエッチするかい!」
「え…」
斗弥子は、私の顔をチラッ見て「ああぁぁ…」と項垂れる。
私には言うまいと思っていたんだろうか。
体の関係、それは噂ではなく本当だったんだ…。
「そ、それ…目撃証言アリなの?」
彩里は身を乗り出して、小声になる。
それに対して斗弥子は静かに頷いていた。
幼なじみが、恋愛感情の自覚がないまま恋人同士になった。
深い心の繋がりが、いつの間にか恋愛感情をもひっくるめていた。
無条件に、いつも一緒にいる二人。
気が付けば、恋人同士…って?
「ち、ちょっと!そんなのあるー?!嘘でしょー?!」
一際大きく高い声を上げたのは、彩里だった。
「あるんだよ。この広い広い世界には」
「で、でも好きとも何とも告白してないのに、お互い好きって言ってないのに、恋人同士の関係がニュートラルってことでしょ?!」
「『好き』でいることが当たり前なんだよ。あの二人には」
「い、いや…ただの親友ならぬ心友ってヤツなんじゃないのぉ?!」
「親友だったらキスするかい!…学校でも道端でも…舌入れてベロベロキスするかい!夜、互いの部屋に忍び込んでエッチするかい!」
「え…」
斗弥子は、私の顔をチラッ見て「ああぁぁ…」と項垂れる。
私には言うまいと思っていたんだろうか。
体の関係、それは噂ではなく本当だったんだ…。
「そ、それ…目撃証言アリなの?」
彩里は身を乗り出して、小声になる。
それに対して斗弥子は静かに頷いていた。