マイラヴレディ~俺の愛しいお姫様


つまり、その関係は続いていると思われる、ということ…。



(………)



何てことだろう。

こんな裏があっただなんて。



「ん?…ちょっと待って」

「何?」

「斗弥子、前に蓑島くんは『次々と女をたらし込んでいる』って言ったよね?泣いた女は数知れずって…それをわかっていながら横川さんも傍を離れないって」

だから、いろんな女の人と関係を持ってるってイメージが強くて。

横川さんとの間に、まさかそんなディープな過去も、深い繋がりがあるとも、思わなかったんだけど。



「あー…それね。言葉が足りなかった」



そして、苦笑いをしながら、その言葉の意味を私達に伝えたのだった。



「確かに、悠介は女たらしの人たらし。次々と女をたらし込んで、デートしたり、遊んでたんだけど…」

「うんうん」

「…そのデートには、必ずゆらが同伴する」

「………」



そ、それは…。

何の目的で…。



「悠介が変なことをやらかさないように、監視?悠介もなぜかゆらを連れてくことが当たり前だと思ってる」

「な、何で!」

「それはわからない…。だから、悠介にたらし込まれてその気になった女は泣く羽目になる。二人きりでデートと思いきや、本妻登場。何が悲しくて本妻と三人でデートするんだか。精神的に滅多打ちにされたと泣く女続出」

「そっちの意味…」


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